中華 状元への道

zhuangyuan.exblog.jp
ブログトップ
2010年 11月 13日

中国現代アートと現実社会

最近気になっているのが中国現代アート。
現代アートには興味がないのですが中国がつくとなんか気になる。

ただ芸術的感性があるわけがないので解説本の助けを借りましょう。

中国現代アート (講談社選書メチエ)

牧 陽一 / 講談社



中国現代アートが打ち破らなければならなかった二つの負の遺産があるといいます。

中華伝統と革命伝統

4千年の歴史のなかで山水画だとか陶磁器だとか
伝統に裏打ちされた芸術世界がある。

それを思いっきりぶち壊したのが文革時の毛沢東様式。
なんでもかんでも毛沢東。
革命革命毛沢東万歳

文革終焉とともに自由をもとめた現代アートのつぼみができる。
花開くかと思いきや天安門事件を迎える。

抑圧からの解放を目指す現代アートへの道になるはずが
こんどはキッチュな方向へ進んでいったそうです。

抑圧で苦しいはずが
いつのまにやら経済大発展。
あれれ?ってなあいだに経済が肥大化してゆく。

d0018375_21451219.jpg

黄锐:毛主席万圆
毛沢東信仰から毛沢東のお顔を刷ったお札信仰へと
世の中は変わってしまった。

俺たちの戦いはなんだったの?
抑圧されてるはずなになんか満腹。



物のない時代、物は愛おしかった。
物を大事にと大切にとっておいた。

そんなつつましい生活を送ってきた自分の母親の家にあった物をアートにした。
趙湘+宋冬 「物尽其用」纽约MoMA将为宋冬举办个展
d0018375_2294578.jpg

すさまじいもの余り。
趙湘さんがアーティスト宋冬の母親ですって。

アーティストたちは時代に迎合したり批判したり打ち破ろうとしたりするものですが

時代ってのはそんなものはお構いなしにゴーゴー音をたてて変転してゆく。

何に向かって芸術を爆発させればいいんでしょうか?

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2010-11-13 18:03 | 中国関連DVD、本 | Comments(0)


<< 達人に学ぶ最適語学学習法      子連れ古本まつり >>