2010年 04月 18日

砂漠のテントで大会議?

初めてサウジアラビアに行ってきました。

ある晩、リヤドで日本食がうまい店があるとのことで予定してました。

ところが別にジョインしてきたパキスタン人が美味いカレー屋があるとゆずりません。
同行していたサウジビジネス歴19年の大先輩は日本食が食べたいようです。
最後は私がカレーを選択。
車で向かいました。

ところが目当てのところは営業しておらず、さらに別の支店に移動。
目的地あたりにつくと大先輩が言います。

「この辺にお世話になったお客さんの家がある。連絡してみよう!」
とケイタイを手にすると今度はその方のお家に招かれました。
これはラッキー。
サウジ人のお金持ちの邸宅なんてどんなものだろう?と興味津津。

分厚い塀に囲まれた門をくぐるとそこは緑をしきつめた中庭。
その奥には大きく正面を開放したテント風の建物。

なかは壁に沿ってぐるっと高級そうなソファーが並べてあり、
民族衣装を着た立ちが10数人ゆったりくつろいでいます。

われが入り口に近づくとおのおのが立ち上がり
広いスペースに出てきてウェルカムと迎えてくれました。

みんなデカイ。
私は雰囲気におされます。
どうやってふるまったものか?

ソファーをすすめられ腰をおろす
前にはそれぞれ茶器が並べられ
サーバント風の外国人は給仕してくれます。

デーツと薬草のような御茶をふるまわれます。
柔道場ぐらい広いスペースでゆったりしていると
気持ちがやすらいできます。

このお金持ち一族は仕事が終わると
こうして砂漠に暮らしていた昔の風俗そのままに
毎日この大きなテントに集まり情報交換するそうです。

なんか中国でいったら
元の時代にハーンのゲルに一族が集っているような感覚です。

みんなの民族衣装がかっこいいんですよね。
悠々としている。

私たちだけジャケット着てなんかせせこましい。
なんか信長の前にに連れてこられた西洋人みたい。


その後、別室に移動して食事となりました。

大先輩はサウジ歴が長いのにサウジ料理が苦手らしくてずいぶんと逡巡していましたが
私は興味本位からよろこんで参加しました。

羊の丸焼きと
ぱさぱさのお米と
たまねぎのようなものを刻んだサラダ。
それとサウジのパン。

羊は腸まで丸焼きにされてました。

私は食はなんでもOK。

でも最後に気づきました。

羊の頭も入ってる。
頭蓋骨に肉がこびりついてる。

これはグロテスク。

食べないで席を立とうとすると
横にいた一族の一人が言いました。

「ここがうまいんだから、是非食べなさい!」

彼は素手でで眼窩のわきについた肉をむしりとり
渡してくれました。

ありがとう。
うまいです。

貴重な民族体験をさせてもらいました。

ぜひともこの集まりの写真をとりたかったんですけど
なんか崇高な感じがして写真なんて撮っちゃいけないんだろうと躊躇し
言い出せませんでした。

残念。


以上
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by zhuangyuan | 2010-04-18 23:03 | 文化、歴史 | Comments(6)
Commented by ケイチー at 2010-04-20 12:58 x
サウジですって!
zhuangyuan様、世界を駆け巡ってビジネスを展開していらっしゃるんですね、かっこいい!
お子さん達にとって、自慢のパパでしょう。

お料理美味しそう。
ワタシも食は好き嫌いないので、ゲテモノ系も大丈夫です。
同行させていただく機会がありましたら、ご一緒に羊の頭を食したいですね。

写真を取れなかったのは残念でした。
下手に写真撮ると殴られる国もあるって聞いていますから、怖いですねえ。
でも「写真いいですか?」って一言聞いてみても良かったかも?
Commented by zhuangyuan at 2010-04-20 22:44
ケイチーさま 子どもたちにはいろいろ話して聞かせるのですがあまり関心ないようで帰ってくるなり「お土産は?」の一言だけです。写真と言っても携帯しかなかったのですが大先輩には撮っていいかと尋ねたんです。でもスルーされましたのでだめなんだろうと勝手に解釈いたしました。あとで聞いたら全然聞こえてなかったらしく後悔いたしました。
Commented by お節介じいさん at 2010-04-29 09:53 x
外国でお金持ちの家に招かれるなんて、めったにない経験ですよね。それも、アラブの大富豪だなんて、すご~いです。羊肉の一番美味しいところは脳みそだそうですよ。ところで、私は海外では日本食を食べません。食中毒が恐いですから・・・。
私が金持ちの家に招かれたのは、ただの一回だけ。台湾留学時代に知り合ったタイ人にバンコクで再会した時は驚いた。彼のお父さんが、建設会社を経営しているということで、かなりの富豪でした。使用人を沢山雇っていて、運転手付きのマイカーが、何台もある。私はその車で、バンコク市内を観光させてもらった。彼の家に、ずうずうしく一週間も泊まってしまいました。今も忘れられない楽しい思い出です。そんな彼は現在アメリカのシアトルに住んでいます。
Commented by zhuangyuan at 2010-05-01 19:13
お節介じいさん様 私がお呼ばれしたわけでなく、おまけとしてくっついていったのですが貴重な体験でした。できれば泊まってみたかったです。外国の金持ちは桁がちがいますね。タイの富豪の家に一週間とは凄いですね。何食べるんでしょうか?洗濯も気になりますね。華僑?
Commented by お節介じいさん at 2010-05-03 07:08 x
洗濯と言っても、タイは暑い国ですから、シャワーを浴びた時に、ついでに下着の洗濯をやってしまうので、問題なかったですよ。食事はタイ料理でなくて、中国料理でした。彼は華僑でなくて華人です。東南アジアの国では、財界や政界に中国系の人が多いですね。タイの元首相のタクシンさんもそうですし、フィリピンの元大統領のアキノ女史もそうです。タイの華人はタイ社会への同化が進んでいて、殆どの人がタイ名と中国名のふたつの名前を持っています。タイの若い世代の華人は、中国語が話せないそうです。タイ華人の先祖は、広東省潮州地方からの移民ですが、彼らが話す中国語は広東語ではなくて、潮州独特の方言(いわゆる潮州語)を話します。私は友達の家で、潮州語をちょっと耳にしたことがあるのですが、香港などで耳にする広東語とは、全く別の響きの言葉でした。中国の南部は方言が沢山あって、複雑ですね。
Commented by zhuangyuan at 2010-05-04 06:08
お節介じいさん様 経済はやっぱり華人、華僑ですね。中国語がはなせない若者もあらためて中国語の重要さを感じているのでは?


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