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中華 状元への道

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2005年 06月 22日

百薬の長

昨日、今日と連日お酒をのみグロッキーです。
昨日はアイリッシュ・ウィスキー、今日はビール、焼酎、日本酒。

私は酒量は人並みですが、勢いがつくととまらなくなり自爆するケースがよくありました。
酒のなかでは中国の白酒が好きです。
アルコール度数が高く、においがきつく最初は慣れませんがなれるとくせになります。

 好酒一条线,坏酒一大片。
 (良い酒は一本の線のように胃に流れていき、悪い酒はのどに膜のように貼り付く)

五粮液などはまさに上記の如く、胃に一直線に流れ落ちていくのを感じられます。
百薬の長_d0018375_23313527.jpg

あと良い点は二日酔いにならない。

古代中国では酒はあまりにうまいため国を滅ぼす可能性があるとして否定され、
その後、快楽で飲むのではなく薬として飲むという方便が編み出され、
薬酒として発展してきたとのこと。
よって中国の酒は百薬の長と言われるが如く、体にいい。

一方ヨーロッパで発展した酒は快楽のため、酔うための酒である。
口当たりをよくし、酒の弱いひとでもたくさん飲めるよう開発がすすんだため、
健康は関係なしで味だけと追及した。
ゆえにアル中や二日酔いが生じるとのこと。

確かに白酒は北方ではよく飲まされますが飲んでるときはヘベレケでも
翌日はOK。

でも中国の宴席は中国の酒ばかりでないところが困ったものです。
以前50cmほどの高さのあるブランデーボトルが出てきて、
腕に抱えて飲ませるお客さんがいましたがこれはホントにまいりました。
宴席にはたくさん列席者がおり、ひとりひとりと乾杯、乾杯。
当然その場で撃沈。昼です。
その後、移動があり、ハイヤー3時間、飛行機3時間、タクシー2時間
と乗り継ぐ間、何回吐いたかわかりません。いまでも思い出すと恐ろしい。

なんでそんなにデカイボトルが存在するかというと
昔どこかの国で酒類の免税範囲がボトル一本という規定があったそうな。
規定内でできるだけ多い酒を持ち込むために開発されたとのこと。
余計なことをしてくれたものです。

以上

by zhuangyuan | 2005-06-22 23:38 | 文化、歴史


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