中華 状元への道

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2009年 09月 26日

食べていいもの悪いもの

日本人の知らない日本語

蛇蔵&海野凪子 / メディアファクトリー



最近売れてるこの本を衝動買い。

日本語学校に勤める作者が各国から来た生徒からの質問にタジタジ。
ことばってむずかしい。

鳩、蚊、鴉、猫

これらの共通点はなんでしょう?

わかりませんよね。

答えは
漢字にその動物の鳴き声が入ってるってこと。


九 クー
文 ブンブン
牙 ガー
苗 ミョウ

猫の説明がちょっと変ですが
ちょっと驚き。

猫のミョウは中国語から来たとなっていますが
普通語ならmiaoです。

ミアオのほうが猫らしい。
英語ならmeowでミアウと発音しまうのでそのまんまです。

この問題を著者が日本語教室で出したとき
中国人の生徒はこう答えたそうです。

「すべて食べたらおいしい」

猫も食べるのか?とびっくりしてたずねると
日本人も食べてるだろと切り返されたと。

スーパーで猫の缶詰売ってるでしょって。
猫の餌を勘違いしてるんです。

さすが中国人。
4本足なら机以外、二本足なら親以外、とんでるものは飛行機以外
何でも食べるわけですから。

でもまあ食のタブーってのは国によって様々ですから
日本だってクジラではずいぶんとたたかれてます。
マグロだってそろそろ食べられなくなるかも。

英国では馬もゼッタイダメなんですって。
馬は紳士のお友達。

ことばと文化 (岩波新書)

鈴木 孝夫 / 岩波書店


こちらによると
馬を食うことで日本人が残酷であるとされるとのこと。
イギリスでは法律で禁止されていると。

酉年だから鶏が食えないって人もいます。

イスラムでは豚がダメですが
以前困ったことがありました。

バングラデシュの大企業の二代目お坊ちゃまが来日した際、
接待しなければならず、店をセットしました。

牛ならよかろうと思い、老舗のしゃぶしゃぶやに行きました。
奮発して一番高いコースに。

掘りごたつ式の座敷に料理の説明にきました。
「本日はありがとうございます。
前菜は黒豚のトンカツでございます。」

牛のしゃぶしゃぶの前菜にトンカツとは完全に想定外。

イスラム教徒の彼に
説明してから誤りました。

ところが彼は問題ないとむしゃむしゃ。
米国留学から帰ったばかりの彼はイスラム禁忌なってのはお国以外では
あまり気にしていないようでした。

インドネシアの社長さんが来たときもびっくり。
ネシアもイスラム国家ですからと思い考えあぐねていると
来日直前に彼はインド人で菜食主義者であることが判明。

日本料理で野菜だけってのを探そうとしましたが
結局いいチョイスがなく断念。
最終的にはベジタリアン専門もインド料理に決定。
下見も済ませて本番に備えました。

ところが当日オフィスに電話があり
来日をドタキャンされました。

食は何かと難しい。

以上
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by zhuangyuan | 2009-09-26 21:21 | 中国関連DVD、本 | Comments(8)
Commented by ケイチー at 2009-09-26 22:19 x
そうそう、書店に平積みされていますね。
この本、立ち読みしました。
最近、お財布の中身が苦しいので、高めの本は買わないことにしています・・・
マンガが多くて読みやすく、思わず「クスッ」と笑ってしまうエピソード満載でした。
私も、中国人の友人に日本語のことをあれこれ質問され、困惑したことを思い出します。
一般人って、案外母国語を適当に使っているものなんですよね。

この著者は日本語教室の先生ですから、生徒たちから投げかけられる難問質問に応えようと、常に勉強の毎日。
日本人だからと言って、日本語を教えられるわけじゃないって、実感します。
Commented by rorobird at 2009-09-27 05:20
競走馬の産地、北海道では、羊はよく食べますが馬肉は食べませんね。

わたしも以前、仏教徒の台湾人と部屋をシェアしていて
精進料理には本当に苦労しました。
かつおだし、煮干しだしが駄目なので味噌汁も昆布と干し椎茸で味を調えます。
野菜炒めひとつ作るにも味が決まらずひと苦労・・・
今回のお話でいろいろ思い出しました。
Commented by nihaoperio at 2009-09-27 08:16
こんにちは。
つい最近、友人がインド系の外資企業に入社したのですが、職場のほとんどが厳格なベジタリアンなんだそうです。
一緒に入社したインド人の同僚とランチをする時、お店を悩んでいたら、そのインド人「ベジタリアンなんて超マジうぜえ」とか言って、さっさとマックへ入りハンバーガーを・・・。
同じ国でも年代によっていろいろなのかな?と面白く思いました。

ところで、話は変わりますが「状元」という言葉の意味を、「蒼穹の昴」を読んで初めて知りました!!
「状元への道」というタイトル、ぶるぶるっとしますね~。
Commented by linen at 2009-09-27 10:21 x
私もイランの監督が来たときに昼のサンドイッチの
食材を必死でチェックした覚えがあります。
最後はいつもインド料理でごまかします。

東銀座の「新日本料理うちだ」がおすすめです。
この店はフランス人のベジタリアンの女性監督が来た時に
行きましたが、おいしくて独創的で喜ばれました。

Commented by zhuangyuan at 2009-09-27 21:11
ケイチーさま 確かに母国語ってのは考えもせずに使ってますのでいざ説明をもとめられるとつらいですね。先日も5歳の子どもに「不屈の心」って何?ときかれました。
Commented by zhuangyuan at 2009-09-27 21:14
rorobirdさま
北海道で馬が食べられないとははじめて知りました。魚系のだしがダメだと和食はきついですね。野菜炒めまでだしを使うとは凄いですね。私は塩こうしょうのみです。
Commented by zhuangyuan at 2009-09-27 21:15
nihaoperioさま 「状元への道」でありながら状元を名乗るという不遜なことをしております。私が中国に惹かれたのも蒼穹の昴の影響が大です。
Commented by zhuangyuan at 2009-09-27 21:17
linenさま 映画監督様のランチがサンドイッチでいいのでしょうか?ハムは豚だし。ベジタリアン和食ってのは今度試してみます。


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