2009年 08月 02日

以牙还牙 目には目を 

先日、中国語教室に行きますと
ちょうど上海から帰ったばかりの先生から雑誌のコピーを頂きました。

铁矿石谈判如何以牙还牙(鉄鉱石商談でどうやり返すか)

「状元さんが鉄鋼に興味があると思って用意しました。
今日はこれで授業しましょう。」

中铝参股力拓失败,不仅对中铝是沉重打击,更是对中国打开资源瓶颈的战略布局的沉重打击。

中国アルミのリオティントへの出資失敗は、中国アルミへの打撃にとどまらず
中国経済発展のボトルネックである資源戦略への大きな打撃となっている。



中国は世界中から資源を買いつつ、同時に資源会社買収も進めてます。
しかし英国と豪州の資源大手への参画は失敗しました。
リオ・ティント、中国アルミとの提携中止「価値失った」

  
通常的想法是以牙还牙,给力拓点厉害看看,一来可以争取铁矿石谈判权,二来可以为未来的顺利收购埋下伏笔。

普通なら 目には目を歯には歯を で対抗すべきだ
リオティントに凄いとこを見せてやれ
一に鉄鉱石商談の主導権を握るもよし
二に将来順調な買収を行うために伏線をはるもよし


この記事はこうして始まりました。
なんだかいきなり物騒なこと書いてます。

記事はこのあと当時進行中であった鉄鉱石商談の現状について解説します。
よくまとまっていると思いました。

でもってこの記事が出たあとに
何が起こったか?

これが怖い!

なんとそのリオティントの社員が逮捕されたのです。
スパイ容疑で!

リオ・ティント社員「スパイ容疑」で拘束認める―中国政府

賄賂をおくったといわれていますが
こんなことは先生の言葉を借りれば「公开的秘密」=公然のヒミツ。

こうなりゃもうこれはビジネスではありません。
政治です。

ああおそろしい。

言うこと聞かなきゃ逮捕かよ。
こんなことしてたら外国企業は安心して仕事できません。

Rio Tinto: Will China's detention of employees scare off foreign firms?

Some observers say they see the detentions as retaliation for Rio Tinto's refusal to be bought by China's state mining giant, Chinalco, in June.

消息筋いわく、この拘束は、リオティントが6月に中国アルミの買収を拒否したことへの
意趣返しだと。


中国の公安はやろうと思えばなんでもできるんです。

でもそんなことは当たり前にやってきたので
大騒ぎされて当惑してるなんて書いてあります。

Because China's state security is used to doing whatever it wants, says Jerome Cohen, a Chinese law expert at New York University, "The Shanghai division of the secret police must be surprised by all the public fuss around this case.


さらに気になる文章があります。
"Why do foreigners always interpret the case from the angle of foreign affairs? Foreign affairs are small things compared with serious domestic issues."

どうして外国人はいつも外交問題としてこの事件を見るのだろうか?
外交問題なんてものは重大な国内問題とくらべればちっちゃなことですよ。


前に読んだ本で
小室直樹氏が中国では外交問題が起こると
それは必ず国内問題が原因となっているといっていました。

またこれなんです。
宮崎正弘さんのメルマガにもはっきり書いてありました。
習近平と李克強の権力闘争、つぎはリオ・テントをめぐるスパイ合戦

いくら経済発展していて
儲けの種がいっぱいあるといっても
いつもこんなものに巻き込まれていたら夜も眠れないでしょうね。

以上
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by zhuangyuan | 2009-08-02 21:21 | 時事 | Comments(0)


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